国際

2019年5月11日 10:55

平和条約締結で立場の隔たりが浮き彫り 日ロ外相

2019年5月11日 10:55

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 モスクワで日本とロシアの外相会談が行われました。平和条約の締結を巡って議論が交わされましたが、両国の立場の隔たりが浮き彫りになりました。

 10日に行われた会談では、ロシアのラブロフ外相が「両国の立場の隔たりはかなり大きい」と指摘したうえで、北方領土へのロシアの主権を念頭に日本が第2次世界大戦の結果を認めるべきだと主張しました。これに対し、河野外務大臣は「立場が異なる部分について日本の立場を明確に伝えた」としています。
 河野外務大臣:「70年間、未解決の問題ですから、簡単でないのはお互い認識しているが、交渉をしっかりと前へ進めていきたいと思っている」
 会談ではまた、ラブロフ外相が30日から日本を訪れて河野大臣と再び会談することを合意しました。また、この訪日に合わせて防衛相を交えた外務防衛閣僚協議、いわゆる2+2を開催することでも合意しました。

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