文大統領が孫会長と会談 AI技術開発など協力求める[2019/07/05 00:39]

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はソフトバンクグループの孫正義会長と会談し、AI(人工知能)の技術開発や人材育成についての協力を話し合いました。日本の韓国への輸出規制は話題に上りませんでした。

 文大統領と孫会長は、4日午後2時からソウルの韓国大統領府で会談しました。会談で、孫会長は「AIは人類史上最大の革命をもたらすだろう」としたうえで、「今後、韓国が集中すべきなのはAIだ」と述べました。これに対し、文大統領はAIの技術開発や人材育成について孫会長に協力を求めました。日本が4日から始めた韓国に対する輸出規制について2人の発言が注目されていましたが、やり取りはありませんでした。また、韓国政府はNSC(国家安全保障会議)を開き、日本の輸出規制は「WTO(世界貿易機関)の規範と国際法に明白に違反した報復だ」として、日本が措置を撤回するための外交的対応を積極的に取る方針を確認しました。

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