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2019年8月15日 06:21

NY株式市場が800ドル安 今年最大の下げ幅

2019年8月15日 06:21

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 景気後退の予兆とされる長期金利が短期金利を下回ったことを受けてニューヨークの株式市場はダウ平均株価が急落し、800ドル安で取引を終えました。今年最大の下げ幅です。

 14日、アメリカの10年物国債の利回りが大幅に低下し、2年物の利回りを下回りました。「逆イールドカーブ」といわれるこの現象は景気後退の予兆とされて、リーマンショック直前の2007年以来、12年ぶりとなります。このため、景気の先行きへの不安が高まり、ニューヨーク株式市場では銀行株などを中心に売りが殺到しました。ダウ平均株価は前日に比べて終値で800ドル値下がりし、今年最大の下げ幅となりました。株価急落を受けてトランプ大統領は、アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)に対して「何か行動を起こすべきだ。FRBはアメリカの銀行で世界の銀行ではない。対応が遅すぎる」とツイッターに投稿して改めて利下げを迫りました。

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