中国 台湾への個人旅行禁止は「敵意を煽ったから」[2019/08/24 19:37]

 中国の文化観光省は台湾への個人旅行を禁止したことについて、台湾の与党である民進党が「大陸への敵意をあおった」と述べ、蔡英文政権の政治姿勢への報復措置との考えを示しました。

 文化観光省は会見で、蔡政権について、「台湾独立活動を推し進め、大陸への敵意をあおり立て、個人旅行の基礎を破壊した」と批判しました。そのうえで、「関係が早く平和発展の正しい軌道に戻り、個人旅行が早期に回復することを望む」と述べました。習近平政権は1日から台湾への個人旅行を全面的に認めない措置を実施していて、来年1月の台湾総統選に向けて圧力を強めています。しかし、台湾の世論が習政権の狙いとは裏腹に、香港にも強硬姿勢を取る中国政府への反発が高まっています。

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