アメリカのトランプ大統領が「ロシア疑惑」の捜査のきっかけを把握するため、オーストラリアの首相に協力するよう圧力を掛けたとメディアが報じました。
アメリカのニューヨーク・タイムズはトランプ大統領がこの数週間でオーストラリアのモリソン首相と電話会談し、ロシア疑惑の捜査のきっかけを調べるため、アメリカ司法省に協力するよう求めたと報じました。ロシア疑惑の捜査を巡っては2016年5月、トランプ陣営の若手スタッフがオーストラリアの外交官に「ロシアがクリントン候補のスキャンダルを握っている」と情報を漏らしたということです。この情報はオーストラリア政府からアメリカ政府に寄せられたとされています。トランプ大統領の要求が事実であれば、ロシア疑惑の捜査の信用性を損なわせるための試みの一環だとみられますが、別のメディアは司法省の関係者の話として「大統領が選挙への介入を巡る捜査について、他の国に協力を求めることは適切だ」と報じています。
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