アメリカのエスパー国防長官はトルコに対してシリアのクルド人勢力への軍事作戦を中止するよう求めたことを明らかにしました。
エスパー国防長官は「トルコのアカル国防相と電話会談し、トルコの行動に我々が強く反対することを伝えた」と述べ、トランプ大統領が当初、トルコによるクルド人勢力に対する軍事作戦を黙認したことへの批判を念頭に、「我々はクルド人を見捨てていない」と強調しました。また、ムニューシン財務長官は今後、必要に応じてトルコ政府の関係者らに対して制裁を科すことをトランプ大統領から承認されたと発表しました。軍事作戦による混乱で、クルド人が拘束している「イスラム国」の戦闘員が逃亡する可能性が懸念されていて、アメリカ財務省は「トルコは1人の逃亡も許してはいけない」と警告しています。
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