イランとアメリカの緊張が高まるなか、中国がロシアなどを巻き込んでアメリカへの外交攻勢を強めています。
中国の国営メディアは、王毅外相が4日夜にロシアのラブロフ外相と電話会談したと伝えました。王外相はアメリカ軍によるイラン軍司令官の殺害について「国際関係における武力の乱用に反対する」と述べ、ラブロフ外相も「アメリカの行為は違法だ」と非難したということです。これに先立って王外相はイランのザリフ外相とも電話で会談し、「アメリカが武力を乱用せず、対話を通じて問題解決を図るよう促す」と強調しました。王外相はさらにフランスのルドリアン外相とも電話会談し、イラン核合意を頓挫させるべきでないとの考えを示しました。
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