新型コロナウイルスによる肺炎はヨーロッパやオーストラリアで初めて感染者が確認され、患者は世界で1300人を超えました。
中国の衛生当局は25日朝、中国の感染者が1293人に増えたと明らかにしました。このうち237人が重症です。武漢では24日までに50代から80代の感染者15人が亡くなり、中国での死者は41人になりました。また、中国メディアは新型コロナウイルスの対応にあたっていた武漢の医師（62）が25日朝に死亡したと伝えました。詳しい死因は分かっていませんが、医師は新型肺炎の疑いがあったということです。25日、旧正月の春節を迎えた中国では厳戒態勢が続いています。世界での感染者は1300人を超えました。24日にはフランスでヨーロッパで初めての感染者3人が確認されました。フランス南西部のボルドーでは48歳の中国系フランス人の男性が感染していることが分かり、パリでも別の男性とその近親者の2人の感染が確認されて治療を受けています。3人とも中国に行っていました。南半球のオーストラリアでも初めての感染者が発表されました。武漢に行っていた中国国籍の50代の男性です。また、マレーシアで3人、ネパールで1人の感染が報告されています。
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