ホームレス緊急対策を取材　米大統領選でも争点に

　アメリカ・カリフォルニア州では来月3日、大統領選挙の民主党候補者を選ぶ予備選挙が行われます。選挙の争点にもなる急増するホームレスへの緊急対策を取材しました。

　カリフォルニア州はホームレスのための臨時の住居286カ所を急ピッチで設置しています。増え続けるホームレスを減らし、生活を安定させることで政治参加を促す狙いもあります。
　ホームレスの人：「（大統領選は）テレビもなくて何も見ていないわ。候補者は誰なの？」
　カリフォルニア州は好景気が続く一方で、不動産価格が高騰して家賃が払えなくなって路上や公園で生活する人が増えています。ホームレスは去年、16％以上増えて15万人を超えました。トランプ政権で広がる貧富の格差は大統領選挙でも争点の一つとされています。