イスラエル総選挙 ネタニヤフ首相政権樹立見通せず[2020/03/05 05:11]

 イスラエル史上初めての1年間で3度目となる総選挙は、汚職の罪で起訴されたネタニヤフ首相率いる与党が第1党となりましたが、今後、政権を樹立できるかはまたしても微妙な情勢です。

 2日に行われたイスラエルの総選挙は開票率99%の段階でネタニヤフ首相率いる与党「リクード」が第1党となりました。しかし、与党・右派勢力全体では定数120議席のうち58議席にとどまり、過半数には届かない情勢です。ネタニヤフ首相は政権樹立に向けて3度目となる連立協議に着手する構えですが、野党勢力は起訴された国会議員が組閣することを禁止する法案の提出を検討するなどネタニヤフ首相排除の動きを強めていて、政治の停滞が続くイスラエルの政局は今後も混乱が予想されます。

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