国連の世界観光機関は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で今年の国際的な観光客数が80%近く減少する可能性があると発表しました。
世界観光機関によりますと、今年1月から3月末までの国際観光客数は6700万人減少し、約8兆5000億円の経済的損失があったということです。アジア太平洋地域への影響が最も大きく、約半数を占めています。また、今年1年間では前年比で58%から78%の減少に達し、最大で130兆円近くの経済的損失が発生すると指摘しています。観光業に直接、携わる人の雇用だけで数百万人が失業する可能性があるということです。世界観光機関は1950年の統計開始以来、最悪の状況だとしています。
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