アメリカで広がる抗議デモに対するトランプ大統領の対応に批判が相次ぐなか、ブッシュ政権で国務長官を務めたパウエル氏が11月の大統領選挙でトランプ氏に投票しない考えを示しました。
アメリカ、パウエル元国務長官:「トランプ大統領は色々なことに嘘をつき、その責任を免れてきた。今年、彼に投票することはできない」
2001年から共和党のブッシュ政権で国務長官を務めたパウエル氏は「CNNテレビ」のインタビューで、抗議デモの対応にアメリカ軍の投入を主張したトランプ大統領を批判しました。そのうえで「社会的、政治的な問題への考えが近い」として民主党のバイデン前副大統領を支持すると明らかにしました。パウエル氏は前回の大統領選でもトランプ大統領を支持しませんでした。一方、トランプ大統領はパウエル氏について「真の堅物でアメリカをひどい中東の戦争に引き込んだ責任がある」とツイッターで反発しています。
広告