ベラルーシ“大統領は退陣を”大規模反政府デモ続く[2020/08/17 10:42]

 大統領選挙の結果を巡って混乱が続く東ヨーロッパのベラルーシで大規模な反政府デモがあり、参加者は再選したルカシェンコ大統領の退陣を求めました。

 16日に首都ミンスクで行われたデモには、数万人が参加しました。このデモは9日の大統領選挙で敗北した反体制派の主婦・チハノフスカヤ氏(37)が呼び掛けたもので、参加者は選挙結果は無効だと訴えました。
 反政府デモの参加者:「我々の大統領はチハノフスカヤ氏だ。彼女を支援し、国を変えるために集まった」
 一方、「反政府デモは外国勢力の陰謀だ」と主張しているルカシェンコ大統領も支持者を集めて演説し、「祖国を防衛しよう」などと呼び掛けました。ルカシェンコ氏は16日にロシアのプーチン大統領と電話で会談し、軍事面も含めた支援を取り付けていて、情勢は緊迫化の一途をたどっています。

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