米・民主党大会オンラインで開催 代議員から不満も[2020/08/18 20:01]

 11月のアメリカ大統領選挙に向けて大統領候補を正式に決める、野党・民主党の全国党大会が開幕しました。ただ、民主党は完全に一枚岩の状態とはいえず、不安を抱えたままトランプ大統領に挑みます。

 17日に始まった民主党の全国党大会は新型コロナウイルスの感染を警戒し、初めて事実上の「オンライン」開催となりました。初日は党の選挙公約となる政策綱領の遠隔投票が行われました。しかし、激戦州のペンシルベニア州に住む代議員のヘザー・ポープさん(21)は反対票を投じました。
 代議員、ヘザー・ポープ氏:「(政策綱領には)正直がっかりした。国民皆保険について触れられていなかったからだ。今やアメリカ人の半数以上が支持しているのに」
 また、ポープさんはカマラ・ハリス上院議員が副大統領候補に選ばれたことについても厳しい評価をしています。
 代議員、ヘザー・ポープ氏:「カマラ・ハリス氏を選んだということは、バイデン陣営や民主党が左派の我々の声を聞いてくれないのだというメッセージだと思う」
 世論調査では、バイデン氏がトランプ大統領を大きくリードしていますが、今後の選挙戦がどう展開していくかは不透明です。

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