人権団体が北京冬季五輪の再考要求 中国政府が反発[2020/09/10 14:19]
2022年に中国・北京で開催される冬のオリンピックについて、160を超える人権団体がIOC(国際オリンピック委員会)に再考を求めました。中国政府は、これに強く反発しています。
ロイター通信はウイグル族やチベット族などの少数民族の権利擁護や香港の民主化に取り組む世界各地の160を超える人権団体が、2022年の冬のオリンピックの北京開催を再考するよう求めたと伝えました。中国で人権侵害が続いていることが理由だとしています。これに対し、中国外務省は「スポーツを政治問題化するものでオリンピック憲章の精神に反している」と反発し、「中国は断固反対する」と強調しました。さらに「オリンピックの準備は順調に進められIOCを含む国際社会に高く評価されている」と主張しました。