東西ドイツ統一から30年 日独外交官が当時を語る[2020/10/06 06:24]

 東西ドイツの統一から3日で30年を迎え、当時を知るドイツと日本の外交官が対談するイベントが開かれました。

 旧東独で育った駐日ドイツ大使館、クラウス・フィーツェ首席公使:「おばあさんが西(ドイツ)に行きたいと申請したのですが、(その影響で)私の母は全部で3回仕事がなくなりました」
 駐日ドイツ大使館のフィーツェ公使は「スポーツが好きで普通の日常を楽しんでいた」と旧東ドイツで育った少年時代を振り返る一方、西側への移住を希望することはタブーとされ、家族まで職を失うなど「東ドイツ体制の脅威になることに対して社会は厳しかった」と語りました。一方、外交官として旧西ドイツに駐在していた鹿取克章氏は、「統一が武力行使なしに行われたことは画期的なことだった」と強調しました。

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