北朝鮮 朝鮮労働党創建日控え「笑い」の記念行事[2020/10/09 15:18]

 北朝鮮では10日の朝鮮労働党創建75周年記念日を前に、芸術公演などの行事が続々と開かれています。

 9日付の労働新聞は、8日に平壌の劇場で開かれた芸術公演の様子を写真入りで伝えています。参加者には、平昌(ピョンチャン)オリンピックの際に韓国を訪問した金正恩委員長肝煎り(きもいり)の三池淵(サムジヨン)管弦楽団も名を連ねました。また、「笑いの多い我が家」と銘打った漫談や喜劇などのステージもあり、記事では「幸福の笑い声を響かせてくれる我が党の恵みの徳を痛感した」と称賛しています。北朝鮮では同様の記念行事が各地で行われていて、党創建日を盛大に祝うことで金委員長の権威付けを図っているとみられます。また、観客のほとんどはマスク姿ですが、客席はほぼ満席で、新型コロナの封じ込めを誇示する狙いもありそうです。

画像:10月9日付の労働新聞

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