中国アリババ系アントGが株式上場　3.6兆円調達へ[2020/10/28 07:43]

　中国のネット通販最大手「アリババグループ」傘下の金融会社が株式上場により史上最高となる約3兆6000億円を調達する見通しであることが分かりました。

　アリババグループの傘下で、スマートフォンの決済サービス「アリペイ」などを運営する「アント・グループ」は、上海と香港の証券取引所への上場に向けて準備を進めています。上場は11月上旬を予定しています。株式の公募価格は上海市場が1株68.8元、香港市場が1株80香港ドルに決まり、合計の調達資金は約345億ドル、日本円で約3兆6000億円に上るとみられます。これは2019年のサウジアラビアの国営石油会社「サウジアラムコ」の294億ドルを上回り、過去最高を更新する見通しです。