中国で2018年に習近平国家主席の看板に墨を掛け、今も当局の監視下に置かれている女性が「死んだ方がましだ」と涙ながらに訴えました。
董瑶瓊さん(31):「もうこんな生活は嫌だ。死んだ方がましだ。強圧的な監視に耐えられない。(精神が)崩壊寸前だ」
董さんが先月30日にツイッターに投稿した映像です。「自由がなくすべて制限されている」とし、父親とも連絡を取らせてもらえないと訴えました。董さんは2018年に上海で「習近平国家主席の専制、暴政に反対する」と訴え、看板の習氏の顔に墨を掛けました。その動画を発信した後、当局によって精神疾患の治療という名目で精神病院に収容され、去年11月にようやく解放されました。今回の動画で董さんは「違法なことはしていない、精神に問題があるわけではない」と完全な解放を求めました。この動画はすでに削除されていて、関係者によりますと、董さんが拘束されて当局によって削除された可能性があるということです。
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