台湾のワクチン確保に介入か 中国政府は反論[2021/02/19 02:05]

 台湾の衛生当局が予定していた新型コロナワクチンを確保できなかった背景に中国当局の介入があったと示唆しました。中国政府はこれを否定しています。

 台湾メディアによりますと、17日、台湾衛生当局の責任者がラジオ番組に出演し、「ドイツのビオンテックと交渉していたワクチン500万回分が確保できなくなった」と述べました。

 そのうえでビオンテックが上海の製薬会社と協力関係にあると指摘し、「台湾が喜ぶのを面白くないと思う者がいた」と中国当局の介入を示唆しました。

 これに対し、中国外務省は18日の会見で「中国政府は一貫して台湾同胞の健康と幸福を重視している」と強調し、「ウイルスの政治利用をやめよ」と批判しました。

こちらも読まれています