新型コロナの感染防止と飲食店営業の両立は海外でも大きな課題です。アメリカでは懐かしのレストラン「オートマット」がコロナ禍で見直され、見事に復活しました。
ニューヨーク市の状況は依然厳しいものの、12日から席数の25%に絞って店内での飲食再開に踏み切りました。
寿司レストランを営むユンさん。営業再開を待ち続けていました。
KINTSUGI、チワ・ユンさん:「ニューヨークのレストラン業界は、落胆しながらも希望を持ち続けている。たくさんのレストランが閉店するのを見てきた。近所のレストランも毎週のように閉まっていく」
寿司店の客:「屋内で食べるのは4、5カ月ぶり」
また、隣のニュージャージー州ではレストランの感染対策に新しい試みがありました。
コインを入れ、壁のロッカーから食べ物を取り出す「オートマット」は、アメリカで1950年代に最も流行しました。ニューヨーク市だけで100店舗、一日に80万人もが利用した「未来のレストラン」でした。
オーナー、ボブ・ベイデールさん:「今はコロナだから、このタッチレス技術を使った形式がよりピッタリとはまった。昔の『オートマット』みたいに幅広い選択肢がありながら、出来立てのものを食べたい時に食べられる。だからこの『オートマット』を作ったんだ」
店に来た客:「幼いころに、父と一緒に(マンハッタンのオートマットに)行ったことあるの。とても懐かしいわ」
ニューヨーク州では、23日から条件付きで観客を入れるスポーツイベントも再開予定です。
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