米でアジア系標的のヘイトクライム コロナ禍で増加[2021/03/05 15:24]

 新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、アメリカでアジア系の住民を狙ったヘイトクライム(憎悪犯罪)が相次いでいて警察が警戒を呼び掛けています。

 カメラに背中を向けた男。すれ違った男性に対して振り向きざまに突然、殴り掛かります。さらに、倒れこんだ男性を容赦なく殴打しました。

 現地メディアによりますと、ニューヨークの地下鉄構内で2日夜、アジア系の男性(56)が面識のない男に顔を殴られてけがをしました。容疑者の男は今も捕まっていません。

 被害に遭った男性:「なぜ殴られたのか分からない。私がアジア系だからだろうか」

 また、先月25日には市内のチャイナタウンを歩いていた男性(36)が何者かに背中を刺されて重傷を負いました。

 アメリカでは、去年3月からアジア系を標的にしたヘイトクライムが約2900件発生していて、日本人の被害も出ています。

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