米ワクチン接種 黒人層が敬遠 牧師ら接種呼びかけ[2021/03/05 19:56]

 アメリカでは新型コロナワクチンの接種が進む一方、敬遠する人達が特に黒人層に根強く、黒人コミュニティーや教会の指導者が接種を呼び掛けています。

 WHO(世界保健機関)は、集団免疫の獲得について「人口の7割以上がワクチンを接種する必要がある」という見方を示していますが、アメリカの調査では黒人の約3割が「ワクチンを打ちたくない」と答えています。

 ニューヨークの黒人コミュニティーで長年、活動を続ける牧師はワクチンが敬遠される背景にアメリカ政府が1972年までの数十年間、黒人に対して密かに行ってきた感染症の実験があると指摘します。

 A.R.バーナード牧師:「特にアフリカ系アメリカ人(黒人)にとっては、知らぬ間に梅毒の人体実験をされていたタスキギー実験という歴史が影響している。私の日曜礼拝に医療の専門家を呼び、ワクチンが医療の世界でどのように開発されたのか、体にどのような影響があるのかを説明してもらっている。そうすることで、科学は信頼できるものという認識を人々に持ってもらおうとしている」

 教会の牧師など黒人コミュニティーで大きな影響力を持つ人が積極的に接種を呼び掛けているものの、人々の警戒感は根強いということです。

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