中国が日本大使に「遺憾」表明 日米2+2めぐり[2021/03/18 22:08]

 垂秀夫駐中国大使と会談した共産党政治局委員の李鴻忠氏は日米が外務・防衛閣僚会合で中国に懸念を示したことに対し、「非常に遺憾だ」と牽制(けんせい)しました。

 垂大使は訪問先の天津で、市トップで共産党政治局委員でもある李氏と会談しました。

 李氏は会談の冒頭で16日に日米が香港や台湾問題などに懸念を示したことに触れ、「良い方向に向かっている中日関係を破壊し非常に遺憾だ」と述べ、内政干渉だと牽制しました。

 さらに「主権や核心的利益を守る決意」を強調しました。

 これに対し、垂大使は「海洋において一方的な現状変更を行うことは許されない」と批判し、「問題があれば意思疎通を通じて解決すべきだ」と指摘しました。

 そのうえで「先ほどの李書記の発言は全く受け入れられない」と述べました。

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