アメリカでジョンソン・エンド・ジョンソン製の新型コロナワクチンを接種した人に強めの副反応がみられるケースが相次いで報告されています。
南部ノースカロライナ州は、8日に州内の接種会場でワクチンを接種した2300人のうち、18人に吐き気、めまい、失神といった副反応があったと発表しました。
ウェイク郡ワクチン責任者:「まだ本当に初期段階で、何が原因だったのか、懸念すべき問題なのかどうかを判断しようとしているところだ」
他にもコロラド州など3州で、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチン接種後に強めの副反応がみられていて、CDC(疾病対策センター)が調査しています。
ただCDCは、こうした副反応は想定されているとしています。
ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンを巡っては、ヨーロッパの規制当局も接種後に血栓がみられたケースについて因果関係などを調査しています。
ジョンソン・エンド・ジョンソン社は、「調査については把握しているが、血栓との明確な因果関係は示されていない」とコメントしています。
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