アメリカで軍服を着たままの黒人の男性が突然、警察官から目にスプレーを噴射される暴力などを受けたとして、訴訟を起こしました。人種差別との関連を指摘する声も出ています。
ナザリオさん：「車から出るのが怖いです」
警察官：「怖いと感じて当然だ。早く出ろ！」
ナザリオさん：「私は何の罪も犯していません」
公開された映像には軍に勤務する黒人の男性が警察官に車を止められ、銃を向けられながら車から降りるよう命じられているシーンが映っています。
この男性は両手を上げて無抵抗のままです。
ナザリオさん：「私はこの国のために働いてきたのに、なぜこのように扱われなければならないんですか？何もやっていません！ちょっと待って！何があったんだ！？」
次の瞬間、警察官は無抵抗の男性に突然、催涙スプレーを噴射し、さらにもう一度、吹き付けます。
男性は両目を開けられないまま車を降り、地面に伏せられて手錠を掛けられました。
男性は警察官が「黒人の処刑」を示唆する差別的な言葉も投げつけられたということです。
男性側は「暴力的で、人種差別的で著しい職権乱用を表している」と主張し、2人の警察官に対して訴訟を起こしました。
ただ、警察官2人は今も勤務を続けているということです。
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