「問題解決してない」ミャンマーから帰国の北角さん

　ミャンマー軍による拘束から解放されて帰国したジャーナリストの北角裕樹さんが会見し、「問題はまだ解決されていない」と強調し、解決に向けて力を尽くすよう日本政府に求めました。

　フリージャーナリスト・北角裕樹さん：「私は確かに日本人で、日本政府の支援を受けて解放に至ったわけですが、問題はこれで解決したわけではない。私の解放に力を尽くして頂いたその力をぜひともミャンマーの問題の解決のために尽くしてほしい」

　北角さんは21日、日本外国特派員協会の会見に参加し、ミャンマーでは今もクーデターの体制が続き、これまでに800人以上が死亡していると悲惨な現状を訴えました。

　北角さんは先月、虚偽のニュースを広めた罪で起訴され、約1カ月拘束されました。

　これについては「外国人記者であっても容赦しないという脅しのため」であり、「でたらめだ」と述べました。

　また、「日本政府は適切な時期に勇気を持って決断をすることが必要」と強調し、解決に向けて力を尽くすよう求めました。