アメリカのバイデン大統領は21日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とホワイトハウスで会談し、対北朝鮮政策について、外交を通じて緊張緩和を目指す方針で一致しました。
米国・バイデン大統領:「アメリカと韓国は緊張緩和のため北朝鮮との外交を通じた現実的な方法で取り組むと一致した」
対面では初となった21日の米韓首脳会談で、バイデン大統領は北朝鮮との対話を通じて「朝鮮半島の完全な非核化」を目指すことで韓国側と一致したと述べました。
また、北朝鮮との外交を模索するために、ソン・キム国務次官補代行を新たに北朝鮮担当特使に任命すると発表しました。
韓国の文大統領は、バイデン政権の政策が3年前に交わされた米朝合意を踏襲していることを評価し、北朝鮮側が外交に応じることに期待を寄せました。
3年前の米朝合意には「朝鮮半島の完全な非核化」に加え、「新たな米朝関係の構築」などが盛り込まれています。
また、記者から「台湾」について問われた文大統領は、「中国との関係を考慮すると台湾海峡の重要性の認識はバイデン大統領と一致している」としたうえで、「米韓でこの問題に対し、さらに緊密に取り組んでいく」と強調しました。
(C) CABLE NEWS NETWORK 2021
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