米　乱暴運転で交通事故の死者が前年より7.2％増加[2021/06/05 10:26]

　コロナ禍にあったアメリカで、去年の交通事故による死者数が前の年より7.2％増えたことが分かりました。コロナ禍でのストレスで乱暴な運転が増えたためとみられています。

　アメリカ運輸省の速報によりますと、2020年に交通事故で亡くなった人は3万8680人で前の年より7.2％増え、2007年以降で最多となりました。

　特に7月以降の後半に事故が急増したということです。

　運輸省の分析では、コロナ禍でドライバーの運転態度が変わり、シートベルトの非着用やスピード超過、飲酒運転による死亡事故が1割前後増えたということです。

　ミシガン州では事故件数が22％減ったにもかかわらず、死者数が10％増えるなど、乱暴な運転が問題となっています。