国際

2021年6月29日 15:19

FBの独禁法違反認めず 米連邦地裁“立証不十分”

2021年6月29日 15:19

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 アメリカの大手SNS「フェイスブック」を規制当局が独占禁止法で訴えた裁判で、裁判所は立証が不十分だとして棄却しました。

 アメリカメディアによりますと、FTC(アメリカ連邦取引委員会)がフェイスブックは独占禁止法にあたる反トラスト法に違反しているとして訴えていた裁判で、首都ワシントンの連邦地裁は28日、訴えを退けました。

 連邦地裁は「フェイスブックの市場占有率が市場の独占にあたる60%に達しているとするFTCの主張は推測だ」と指摘しています。

 FTCはフェイスブックが所有する写真共有アプリ「インスタグラム」や、通信アプリ「ワッツアップ」の売却を求めていました。

 これに対し、連邦地裁は「FTCはフェイスブックによるインスタグラムやワッツアップの買収を当時、阻止しようとしなかった」と反論しました。

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