韓国が選手村の横断幕撤去へ 五輪憲章違反指摘受け[2021/07/19 09:43]

 東京オリンピック選手村に掲げられた「抗日の英雄」を思わせる横断幕を巡り、韓国側がIOC(国際オリンピック委員会)の要請を受けて撤去する意向を示しました。

 横断幕は、韓国で朝鮮出兵の日本軍と戦った英雄とされる李舜臣(イ・スンシン)将軍の言葉をモチーフにしたもので、日本の一部からは「反日的なメッセージだ」との反発が出ていました。

 これに対し、韓国のオリンピック委員会にあたる大韓体育会は17日、IOC関係者から政治的プロパガンダを禁じる五輪憲章に反するとの指摘を受け、撤去することで合意したと明らかにしました。

 一方で、同関係者が旭日旗の会場内での使用も「五輪憲章を適用し判断する」と述べたと主張しています。

 日本側は旭日旗について「政治的主張にあたらない」との立場で、IOCの判断が事実ならば一定の波紋を呼びそうです。

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