アメリカ国防総省は、反政府武装勢力「タリバン」が政権を掌握したアフガニスタンからの出国について、空港で混乱が続いていることから進展していないと明かしました。
国防総省のカービー報道官は16日、首都カブールの空港での出国希望者の移送について、「駐機場に大勢の人が集まっているため、細心の注意を払い、航空機の発着はない」と述べ、進展していないことを明らかにしました。
移送を再開するため、アメリカ軍はトルコ軍などと協力して混乱の収束に向けて取り組んでいるということですが、めどは立っていないとしています。
また、カービー報道官はアメリカ中央軍の司令官がタリバンの指導者と協議し、「アメリカ人や空港での任務に対する攻撃には即時に非常に強力な対応を取る」と改めて伝えたことを明らかにしました。
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