相次ぐ連立離脱で政権運営が困難になったとして内閣が総辞職したマレーシアで、新たな首相が任命されました。
マレーシアのアブドラ国王は20日、新たな首相にイスマイルサブリ前副首相を任命しました。
イスマイルサブリ氏は与党連合の一角を占める政党に所属し、これまでの連立政権の枠組みを引き継ぐ形となります。
これまで約1年半にわたり首相を務めてきたムヒディン前首相は、新型コロナウイルス感染対策の失敗などを理由に野党の反発や与党議員の連合離脱を受け、16日に辞任しています。
マレーシアでは8月以降、一日あたりで2万人前後の感染者が確認されていて、感染拡大が深刻ななかでの議会の解散総選挙は見送られる形となりました。
イスマイルサブリ氏は21日、宣誓式を経て正式に首相に就任する予定です。
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