北朝鮮が19日午前、日本海へ向け弾道ミサイルを発射しました。ソウル支局から報告です。
(井上敦記者報告)
韓国軍によりますと、北朝鮮は午前10時17分ごろ、咸鏡(ハムギョン)南道新浦(シンポ)付近から日本海へ向け弾道ミサイルを発射しました。
北朝鮮によるミサイル発射は先月30日以来、およそ3週間ぶりで、現在、詳細を米韓情報当局が分析中です。
北朝鮮は先月、およそ半年ぶりに長距離巡航ミサイルの発射実験を行ったのを皮切りに、その後も短距離弾道ミサイルや極超音速ミサイルなど、合わせて4回の発射実験を行っています。
このタイミングでの発射は、ちょうどアメリカ・ワシントンで行われる日米韓3カ国の北朝鮮の核問題を担当する高官による協議を意識したものとみられます。
先月の前半2回の発射も日本で行われた同様の高官協議のまさに前後でした。
北朝鮮としては、日米韓3カ国の協議に合わせて圧力を強めることで、すり合わせ中の対北朝鮮政策に自国の主張を押し込む狙いがあるとみられます。
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