アメリカのバイデン大統領は、気候変動に関する国際会議、COP26を欠席した中国の習近平国家主席について「大きな過ちだ」と名指しで批判しました。
バイデン大統領は2日、COP26の首脳級会合を終えて行った会見でアメリカとしての成果を強調したうえで、対面式で参加しなかった中国の首脳を名指しで批判しました。
そしてバイデン大統領は「私が参加したことで世界がアメリカとそのリーダーシップの役割をどのように見ているかに大きな影響を与えた。率直に言って、中国が姿を見せなかったのは大きな過ちだったと思う」と話しました。
そのうえで対立が続く中国との関係については、「競争であり、衝突である必要はない」と強調しました。
また、同じく欠席したロシアのプーチン大統領に対しても「世界中の人々やCOP26に参加しているすべての人々に影響を与える力を失った」と批判しました。
バイデン大統領は国際協調路線をアピールし、同盟国や友好国との連携強化を重視した一方で、中国とロシアへは名指しで批判を繰り返し、溝は深まったままです。
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