新車販売「CO2ゼロ」24カ国が合意 日米中は不参加[2021/11/10 20:55]

 気候変動問題について話し合う国連の会議「COP26」で、2040年までに世界の新車販売をすべて電気自動車など「ゼロエミッション車」とする目標に24カ国が合意しました。日本やアメリカ、中国などは参加を見送りました。

 議長国イギリス政府が10日に発表した合意では、主要な市場で遅くとも2035年までに、全世界では2040年までにガソリン車やハイブリッド車などエンジンを使う新車の販売を止めます。

 そのうえで、二酸化炭素を出さない電気自動車や燃料電池車などに移行するということです。

 合意にはイギリスやスウェーデン、カナダなど24カ国のほか、自動車メーカーからはゼネラル・モーターズやフォード・モーター、メルセデス・ベンツなどが加わりました。

 自動車が基幹産業の日本やアメリカ、中国、ドイツなどが国としての署名を見送ったことで、合意の実効性に懸念が出てきています。

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