オミクロン株 他の変異に比べ入院率低い 南ア研究[2021/12/23 08:45]
南アフリカで行われた調査で、新型コロナウイルスのオミクロン株に感染した患者の入院する割合は他の変異株に比べて低い可能性が指摘されました。
南アフリカの国立伝染病研究所や大学の研究者らは21日、査読前の研究論文を掲載するウェブサイトに調査の結果を発表しました。
南アフリカで10月1日から11月30日にオミクロン株に感染した人は同じ時期に他の変異株に感染した人に比べて入院する割合が80%低かったということです。
一方、その入院した患者が重症化する割合は他の変異株と同じ程度だったということです。
ただし、研究者らはそれまでの感染で獲得した免疫の影響など他の要因もあるとして、オミクロン株の特性について結論を急ぐべきではない、とも指摘しています。