WHO「オミクロン株は風邪ではない」過小評価を戒め[2022/01/07 10:42]

 WHO=世界保健機関は、重症化しにくいとされる新型コロナウイルスのオミクロン株について「風邪ではない」として、過小評価しないよう注意を呼び掛けました。

 WHO新型コロナ対策技術責任者、マリア・バンケルコフ氏:「オミクロン株は、それほど重症にならないことが分かっていますが、『軽症』ということではありません。オミクロン株は、普通に風邪ではありません」

 WHOは6日、オミクロン株について「軽症」だと過小評価しないよう戒めました。

 特に、ワクチンの未接種者から他の変異株と同様に重症者も死者も出ていると指摘しました。

 感染者の急増で医療体制が逼迫(ひっぱく)し、新型コロナ以外の病気も含め、防げるはずの死も防げなくなると訴えました。

 先週の世界全体の新規感染者は、前の週に比べ1.7倍に急増し、過去最多となる950万人でした。

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