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2022年1月28日 03:18

米GDP 個人消費回復で成長率加速

2022年1月28日 03:18

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 アメリカの去年10月から12月期のGDP(国内総生産)の速報値が発表され、前期に比べて6.9%の増加となりました。

 アメリカ商務省が27日に発表した去年10月から12月期のGDP速報値は、市場予想の5.5%を上回り、年率換算で前の期に比べ6.9%増加しました。

 去年7月から9月期はデルタ株などの影響で、2.3%の増加と成長率の鈍化がみられましたが、その後のワクチンの普及などにより個人消費が回復し、成長を後押ししたということです。

 2021年通年の成長率は5.7%で、1984年のレーガン政権以来の高い水準となり、バイデン大統領は声明で、「我々がついに21世紀のアメリカ経済を築きつつあることを示している」と政権としての成果をアピールしました。

 その一方で市場では、オミクロン株の影響や国民の家計を圧迫し続ける歴史的なインフレにより、今後の成長率は再び鈍化すると予想されています。

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