ウクライナ情勢で「ロシアを黙認」か 中国は反発[2022/02/14 23:26]

 ウクライナ情勢を巡って軍事的圧力を強めるロシアを中国が黙認しているとの批判に対し、中国外務省は「好戦的な発言はやめるべきだ」と反発しました。

 中国外務省は14日の会見で、ウクライナからの退避について問われ、「中国大使館は正常に運営されている」と述べました。

 さらに、「滞在する中国国民と緊密に連絡している」とし、退避勧告などの考えがないことを明らかにしました。

 一方、ウクライナ周辺に大規模な兵力を配備するロシアに対し、中国が沈黙しているとの批判には「緊張をエスカレートさせる好戦的な発言はやめるべきだ」と反発しました。

 中国メディアではアメリカが危機をあおっているとの論調が主流で、外務省も「情勢を刺激すべきでない」と述べて、名指しは避けつつアメリカを牽制(けんせい)しました。

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