米国の消費者物価指数 2月も40年ぶりの上昇率[2022/03/11 00:41]

 アメリカの先月の消費者物価指数は、およそ40年ぶりの高い上昇率が続き、今後さらにインフレが加速する懸念が強まっています。

 アメリカ労働省が10日に発表した2月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べてプラス7.9%でした。

 1月の7.5%上昇からさらに勢いを増し、1982年1月以来、40年ぶりの高い伸びが続いています。

 なかでもガソリン価格は6.6%上昇したほか、家賃や食料品の高騰も深刻になっています。

 こうした記録的な物価高を抑えるため、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は今月、利上げに踏み切る見通しです。

 ただ、バイデン政権は8日、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加制裁としてロシア産の原油の輸入を禁止すると発表していて、ガソリン価格を中心に今後さらにインフレが加速する懸念が強まっています。

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