米FRBが政策金利引き上げ決定 1ドル=119円台の円安水準に[2022/03/17 08:11]

 アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、記録的なインフレの抑制に向けて政策金利を0.25%引き上げることを決めました。

 FRBの連邦公開市場委員会(FOMC)は16日、コロナ禍で2年間続けてきた事実上の「ゼロ金利政策」を解除し政策金利を0.25%引き上げることを決めました。

 今回の会合では、インフレの抑制に向けて年内に政策金利を1.75%から2.0%まで上げるべきとの意見が多数を占めました。

 また、ロシアによるウクライナの侵攻についてさらにインフレ圧力を高め、経済活動の重しになりえるとの懸念も示しました。

 アメリカの金融政策が緩和から引き締めに転換することを受けて、ニューヨーク外国為替市場の円相場は、一時1ドル=119円台と、およそ6年ぶりの円安水準になっています。

こちらも読まれています