中国外相がアフガン訪問 タリバン暫定政権を評価[2022/03/25 14:21]

 中国の王毅外相はイスラム主義勢力「タリバン」が実権を掌握して以降、初めてアフガニスタンを訪れ、暫定政権の幹部と会談しました。

 中国外務省によりますと、24日にカブールを訪れた王毅外相はタリバンのバラダル副首相と会談し、暫定政権の運営について「国際社会の懸念に対応する一連の積極的な措置を講じている」と評価しました。

 さらに、「中国はアフガニスタンを傷つけていない唯一の大国だ」と強調し、中国が提唱する経済圏構想「一帯一路」への参加を歓迎すると述べました。

 中国側の発表によりますと、バラダル副首相は貿易や資源開発など様々な分野での協力を強化するとして、「中国企業のアフガニスタンへの投資を歓迎する」と述べました。

 また、「中国側の安全保障上の懸念を非常に重視している」と述べ、新疆ウイグル自治区への過激派の流入を警戒する中国側の要求に応じる考えを示しました。

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