停戦協議に臨んでいるウクライナの交渉担当者が「首脳会談を開催できるほど協議が進展している」との認識を示したことに対し、ロシアのメジンスキー大統領補佐官は「楽観論に同調できない」と異議を唱えました。
インタファクス・ウクライナは2日、ウクライナ代表団のアラハミア議員が「ロシアとの首脳会談を行うのに十分なほど停戦に向けた合意案が出来上がり、ロシア側もそれを確認した」と述べたと報じました。
ロシア側は「クリミアの問題を除いてウクライナ側の立場を受け入れる」と口頭で回答したということです。
また、アラハミア議員は「プーチン大統領が近い将来、首脳会談を開く用意があることを仲介役を務めるトルコが確認したようだ」とも述べ、時期については不明としながらもトルコのイスタンブールやアンカラが候補地として浮上しているとしています。
一方で、ロシア代表団を率いるメジンスキー大統領補佐官は自身のSNSを更新し、「首脳会談に向けた合意案の準備状況について、残念ながらアラハミヤ氏の楽観論に同調できない」と述べたうえで、合意案に関する作業をオンラインで4日に再開すると明らかにしています。
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