国連総会が決議 ロシアを人権理事会から“追放”[2022/04/08 06:19]

 国連総会はロシアを国連人権理事会から追放すること求める決議を採択しました。

 (猪ノ口克司朗記者報告)
 ウクライナの国連大使は「多くの命を救うことになる」と決議案への賛成を呼び掛けました。

 ウクライナ、キスリツァ国連大使:「ロシアの人権理事会の資格停止は選択肢ではありません。義務なのです」

 7日の緊急特別総会で「重大かつ組織的な人権侵害」などが問われたロシアの代表は「嘘に基づく不誠実な主張を拒否する」と反発し、各国に反対票を投じるよう訴えました。

 採決を前に中国や北朝鮮などがロシアを擁護しましたが、決議案は93カ国の賛成多数で採択されました。

 非難決議などとは違い、実質的に国際機関からロシアを排除することになり、24の国が反対し、棄権は58カ国に上りました。

 ロシアは即日、人権理事会からの脱退を表明していて、国際社会からの孤立が深まっています。

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