アメリカが米州サミットにキューバなどを招待せず反発して欠席する国も出ていることを受けて、中国政府はこの地域での影響力拡大に意欲を見せました。
8日にアメリカで開幕した米州サミットでバイデン大統領は各国との経済連携を強化する方針を示し、中南米地域での影響力を回復したい考えを示しました。
ただ、キューバなど3カ国を招待せず、これに反発したメキシコなども欠席し軋轢(あつれき)も浮き彫りとなりました。
中国外務省は9日の会見で、米州サミットは「アメリカが自らの利益のために他国を封じ込めるのが目的だ」と主張しました。
さらに、各国には「自ら、協力パートナーを選ぶ権利がある」と述べ、経済力をテコにアメリカに対抗しこの地域での影響力を拡大させたい思惑を隠しませんでした。
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