アメリカが日本やオーストラリアなどとともに5カ国で太平洋諸島を支援する新たな枠組みを設立したと発表したことについて、中国外務省は「派閥作り」だと反発しました。
アメリカのホワイトハウスは24日、アメリカ、日本、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国で太平洋諸島の支援などを目的とした新たな枠組みを設立したと発表しました。
これについて、中国外務省は27日の会見で「どんな協力も島々の主権と独立を尊重すべきだ」と強調しました。
また、中国を意識した動きであることを念頭に「派閥作りをしてはならない。第三国をターゲットとし、第三国の利益を損なってもならない」と釘を刺しています。
南太平洋諸国を巡っては、中国の王毅外相が5月末から6月上旬にかけて8カ国を歴訪するなど影響力の強化を図っています。
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