北欧2カ国のNATO=北大西洋条約機構への加盟について、反対から支持へと態度を変えたトルコは「欲しいものは得た」と方針転換の考えを示しました。
トルコは28日、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟を支持するという覚書を両国と交わし、合意について「欲しいものは得た」とする声明を発表しました。
トルコはこれまで、テロ組織とみなしている団体を両国が支援しているなどと主張し、NATO加盟に難色を示していました。
覚書には、両国がテロ組織への対策を強化することのほか、テロ容疑者の引き渡しを進めることや武器の輸出制限の撤廃などが盛り込まれています。
トルコの支持表明により、29日からのNATO首脳会議で両国の加盟に向けた手続きが進む見通しです。
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