中国政府が配車最大手・滴滴に巨額罰金1640億円[2022/07/21 17:35]

 中国の配車サービス最大手に1600億円を超える巨額の罰金です。

 中国政府の国家インターネット情報オフィスは21日、配車サービス最大手の滴滴について、サイバーセキュリティー法などに違反する行為が確認されたと発表しました。

 「証拠は確かで悪質だ」などと強調し、企業に対して約1640億円、程維CEO(最高経営責任者)ら2人にそれぞれ約2000万円の罰金を科しました。

 乗客の顔認識データや住所、勤務先などの情報を違法に収集したと指摘しています。

 さらに「国家の安全に影響するデータ処理が存在する」などとしていますが、詳細は公表しないということです。

 滴滴は去年、アメリカで上場した直後から中国当局の圧力を受けて上場廃止に追い込まれていました。

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