アメリカ国務省のプライス報道官は26日、CIAの元職員エドワード・スノーデン氏にロシア国籍が付与されることについて、「アメリカに戻って裁判を受けるべきだ」と述べました。
アメリカ国務省・プライス報道官：「アメリカ政府の立場に変わりはない。スノーデン氏はアメリカに戻って、他の米国市民と同様に裁判を受けるべきだ」
元CIA職員のスノーデン氏は2013年にアメリカ政府が個人情報を違法に収集していたと告発した後、ロシアに亡命しています。
国務省のプライス報道官はプーチン大統領が元CIA職員のスノーデン氏にロシア国籍を付与する大統領令に署名したことについて、スノーデン氏の市民権に変化があったとは知らないとしたうえで、アメリカに戻って裁判を受けるべきだと述べました。
また、ロシア国籍となることで生じる唯一の出来事は「ウクライナでの無謀な戦争に徴兵されることではないか」と皮肉を述べました。
アメリカ政府はこれまでスノーデン氏を裁判にかけるため身柄の引き渡しを求めてきましたが、ロシア側は一貫して拒否してきました。
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